Yuki's Tech Blog

仕事で得た知見や勉強した技術を書きます。

仕事を楽しいと感じるコツ

仕事を楽しいと感じるコツ

自分が仕事を楽しいと感じたのは、塾でアルバイトをしてた時だけで、あとは正直楽しいと思わなかった。ただ、最近motoさんのTwitterだったり記事を見てすごいハッとした。

同じようなことを自分もCTOから注意された。その時は「相手の考えさせるリソースを平気で奪うような質問をするな」と言われ、以降、相手の2歩先の行動を常に考えて提案するようにしている。決して「どうしたらいいですか?」等の相手に考えさせるような投げやりの質問はしなくなった。なので、「許可を求める行動をしろ」にすごい共感した。

そして、これが仕事の本質なのかなと自分も感じる。昔塾でバイトしてた時は、生徒のカリキュラム作成だったり、保護者の方への提案だったり、限られた授業内で、生徒にどうやったら分かりやすく伝えられるか、思考力を養えるかを考えたり、プリントを作ったり、教室運営等、いろんなことをしていた。ただそれは言われてやってたわけではなくて、「自分が担当する生徒には絶対成功してほしい」という思いがあったり、「自分と関わるからには、他の教師との違いを見せつけたい。関わったことを絶対後悔させたくない」という承認欲求みたいなものが原動力にあった。 なんでそんなことを思ってたのかと言うと、自分には勉強が苦手な過去があって、得意になるために人一倍苦労したので、自分と同じような境遇の人を救いたいという気持ちがあったからである。

動機がなんであれ、主体的に行動した仕事、つまり「自分の意思を持ってした仕事」は自分の市場価値に直結するし、転職の場でも話しやすい。記憶にも残りやすいし。そして、やらされ仕事より主体的に仕事する方が仕事は楽しい。なので、このツイートはすごく本質をついているなと感じた。「どうしたらいいですか?」ではなく「許可を求める行動」をすることが、主体的に働くためのヒントだと思う。

自分はエンジニアなので、応用する場合、「お金、人、仕事内容、好きな技術を使っているか」が描け合わさると、主体的に働きやすくなるかも知れない。。わからんけど。例え何か不満があったとしても「許可を求める行動」は常にするようにする。

このツイートの詳細がブログに乗っていた。

↓「どの会社でも活躍できる人の共通点とは」から引用

目の前のことに一生懸命になるとか、絶対にやり切るという「考え方」とか「姿勢(スタンス)」「目線」が大切なんです。恐らくこれが「どの企業でも活躍できる人」に共通する素地なんだと思います。

仕事では「どうしたらいいですか?」でなく「こうしていいですか?」と許可を求める行動をとれ。自分の意思がない仕事なんて楽しくないだろ。やらされ仕事なんてするなよ。

就職活動や転職活動においては「自分が成長できる企業はどこか?」という自分視点だけなく「自分が成長させたい企業はどこか?」という視点も持っていないと、いつまでも受け身の姿勢でしかいることができません。 今は個でも活躍できる時代になっています。会社により掛かるだけでなく、会社を成長させる力を自分で持つことが強みになります。 会社を使って成長しつつ、どんな会社の成長でも牽引できる人材になれれば、個として求められるようになると思います。

自己実現するためにはチームの成果を最大化する必要がある

自分は「どうありたいか」を軸に仕事を決めていたと思う。そしてそこに対して一番モチベーションが沸いていたと思う。なので、仕事していると自己成長したいって気持ちがすごくあって、自分にどんな仕事が振られるかをすごく気にしていた。しかし、またもやmotoさんのブログにハッとするようなことが書いてあった。

↓「「お前はどうしたいの?」リクルートで上司に“詰められた”話」から引用

「自分を良く見せるために組織や仕事があるわけじゃない。数字を出すことに向き合ってほしい。誰が言ったかより、何を言ったかが大事なんだよ。」

後に、この上司は「入社初日だろうと10年目だろうと、組織を伸ばすために必要な意見は出すべきだ。それが結果として自分のためにも組織のためにもなる。そういう人間が組織を成長させられるんだ。」とも教えてくれた。

上司「他責や気合しか出てこないなら、今後のクライアント業務は外すよ。報告を聞いている全員の時間をムダにするだけだから。」

さすがにショックだった。数字が出せていないのは確かだが、任された仕事である以上、自分にやらせてほしい。僕は「この仕事を通じて成長したい」ということを必死に伝えた。 しかし、それも火の玉ストレートになって返ってきた。
上司「あのね、自分の成長じゃなくて、組織の成果に向き合ってくれないかな?自分の成長とか保身が中心で、いつまでもチームの成果に貢献できないようだと、仕事を任せられないんだよ。」
上司「あなたの成長のためにチームがあるわけじゃない。チームで成果を出すためにやるべきことを考えてほしい。何度も言うけど、自分の成長よりチームの成果が先なんだよ。自分だけ良ければいいという人に仕事は渡せないよ。」
僕は、ようやくこれまでの自分の行動を恥じた。上司に怒られたくない、数字が悪い自分を周りに評価されたくない、個人の成績が良い時だけ見てほしい。ずっとそんなことを考えていた。僕は最初から、チームの成果より自分の保身や成長を優先していたのだ。どんな組織でもそうだが、評価されるのは個人の成長を意識している人ではなく、組織を成長させられる人材だ。良い時も悪い時も、自分の状況を周りに伝え、どうすべきかを考えながら行動できる人間に仕事と人は集まってくる。
僕はこの経験から考えを変えるようにした。例えどんなに数字が悪くても現況を周りに伝え、成果を上げるためにもらえる意見をもらう。数字が出せない自分が恥ずかしいと思う前に、数字を出すためにできることを考えるようにした。 こうした変化を通じて、自分に対する周りの評価も少しずつ変わってきた。仕事は自分や周りの目と向き合うより、数字と向き合うことが大切だ。結果としてそれが自分の成長につながる。今でもこの考えを大切に仕事をしている。

上司「仕事はね、こうしてもいいですか?って許可を求める行動をするくらいでいいんだよ。その責任を取るために上司がいるんだ。答えを指示するために私がいるんじゃない。」
ごもっともだった。僕のやっていることは上司や顧客に言われたことを共有しているだけで、自分の考えは一切ない。無意識的に「言われたことだけやればいい」という姿勢を持って仕事をしていた。その日から自分の行動を改め、クライアントのことを考えて行動するようにした。毎日足を運ぶという目先の行動だけでなく、クライアントの課題は何なのか?を考えて提案し続けた結果、無事にうちを選んでもらうことができた。

もちろん僕自身も、何を聞いても「お前はどうしたいの?」と答える上司に「指示を出せよ」と思ったことは何度もあるが、言われたことだけをやる仕事に成果はついてこない、ということを学ぶことができた。
もし、今の仕事にモヤモヤしていたら、目の前の仕事に対する意識を変えてみてほしい。

特にこの部分にハッとした。

上司「あなたの成長のためにチームがあるわけじゃない。チームで成果を出すためにやるべきことを考えてほしい。何度も言うけど、自分の成長よりチームの成果が先なんだよ。自分だけ良ければいいという人に仕事は渡せないよ。」
僕は、ようやくこれまでの自分の行動を恥じた。上司に怒られたくない、数字が悪い自分を周りに評価されたくない、個人の成績が良い時だけ見てほしい。ずっとそんなことを考えていた。僕は最初から、チームの成果より自分の保身や成長を優先していたのだ。どんな組織でもそうだが、評価されるのは個人の成長を意識している人ではなく、組織を成長させられる人材だ。良い時も悪い時も、自分の状況を周りに伝え、どうすべきかを考えながら行動できる人間に仕事と人は集まってくる。

個人事業主でもない限り、自分一人で仕事をするなんて絶対ない。エンジニアは基本的には組織に属し、チームで働くことが多い。なので、自分は、自己成長や自己実現を追い求めるあまり、自分だけ良ければいいと言う思考にいつの間にかなっていたのかも知れない。「どうやったらチームメンバーの面倒な仕事を自動化できるか」、「どうやったらチームメンバーが開発しやすい環境を作れるか」だったり、「どうやったらチームメンバーのあの人が快適な1日を過ごせるのか」を考えたり、「どうやったら自分の技術力をチームのために生かせるか」を考えたり、そういうチームのことを考えた行動が自分には足りていなかったなと自覚した。そういう行動があるから、他の人との違いを出せるし、信頼もされやすくなる。人も集まってくるし、自分が大変なときに救いの手を差し伸べてくれるかも知れない(もちろんそれを期待して行動しているわけではない)。そして、大きな仕事も任されやすくなるのかなと思う。それが結果的に自己成長に繋がると思う。自分がもしリーダーだとして、チームメンバーに同じくらいのスキルレベルで「チームの成果を最大化する人」と「自分の成長しか考えてなくて、自分だけ良ければいいって人」がいた場合、前者に貴重な仕事をお願いすると思う。エンジニアとして働いていると、クライアントと関わることはあまりないので、人から感謝されたりすることはほとんどないと思う。そういう面も考慮すると、こういうチームの成果を最大化するために行動することはとても良いと個人的には思う。

スキルと転職について

エンジニアとして働いていると、スキル自体に価値があると感じてしまう場面がちらほらある。Go言語ができるとか。以下の記事では、それが違うことを綺麗に言語化していてすごいなと感じた。

↓「転職とスキルの関係について考えてみた」から引用

まず、働く上ではスキル自体を持っていることに価値があるのではなく「スキルを使ってどんな課題を解決したか?」「スキルを活かしてどんな成果を出せるか?」という部分に自分の介在価値がある。
会社は価値や利益を生み出す組織であり、スキル教育をしてもらう場ではない。優先順位は自分のスキルを得ることではなく、会社の利益を増やす行動をすることだ。これが結果として自分の価値につながる。
最近では、副業で動画編集スキルを高めようとか、ライティングスキルを身につけようという発信も見かけるが、そうした小手先のスキルだけを身につけるのではなく、スキルを活かして目の前の課題を解決し、そのプロセスを通じて成果を得ることで、自分の経験値を増やすことが大切なのだ。
スキルは得ることがゴールなのではなく、課題解決の手段として活用しないと意味がない。スキルを使ってどんな価値を出せる人間なのか?を語れるようにすることが、本当の意味で企業に依存しない人材になる上では必要だ。

スキル自体には価値がなく、「スキルを使ってどんな課題を解決したか?」「スキルを活かしてどんな成果を出せるか?」という部分に自分の介在価値があるというのは、自分もすごく共感できる。 確かに、あるプログラミング言語がすごくできることは素晴らしいことだ。しかし、その言語を使ってどんな課題を解決したかという経験がなければ、本当に使いこなしているスキルとは言えないと思う。そういう経験こそが、その人の介在する意味を正当化させるのだと思う。その人にしかできないことに昇華させているのだと思う。 今後、スキルを学ぶときは、スキルを使って何か課題を解決してみることを心がける。

また、転職に関してもためになる文章を見つけた。

↓「転職とスキルの関係について考えてみた」から引用

また、昨今の副業文脈でも目にする「本業で学んで副業に活かす」という点にも注意する必要がある。本業での学びが副業に活きるシーンは多いと思うが、まずは会社でやるべきは組織への価値貢献だ。その過程の中で、副業に活きるスキルや経験が身についてくると思う。
自分のリターンを考えた仕事のやり方に偏ってしまうと、組織に求められているミッションや本来出すべき成果とズレが生じてしまい、本業での評価に影響する可能性がある。
どんな仕事でもそうだが、自分と向き合うより、他人や組織に対する介在価値を高めるほうが学びは多い。組織で働きながら個人のスキルを求める人は多いが、まず目指すべきは「売上を伸ばせる人材」だ。
転職は「どんなスキルを持っているか」ではなく「何を解決できるのか?」が大切であることを忘れないでほしい。自分の持つスキルが売上にどうつながっているか?を組織の中でも意識することが大切だろう。

僕の場合「現職が絶好調の時」に転職するようにしてきました。もう少し言うと、自分の中で「今の会社での経験を、他社でも再現できる自信」を持つことができた時です。

経験上、今の仕事がイヤな状態で転職活動をすると、人事側に自分自身の鮮度が低く映るだけでなく、「転職すること」がゴールになってしまい、判断がしにくくなります。
また、転職活動は在籍中に取り組むほうが心に余裕をもって取り組めます。
「年収が上がらない」「環境が悪い」「上司が使えない」という理由で転職を考え始めても、いい転職にはならない傾向があるので、まずは成果を出し、自分が活躍している状態で転職活動をするのが良い転職につながるのではないかと思います。

エンジニア転職していると、「どんなスキルセットを持っているか」をよく聞かれるのですが、ただ自分の使えるスキルを言うだけでなく、「そのスキルを用いてどんなことを解決したのか」、「そのスキルを用いて何を解決したのか」を追加で言えれば、より良い印象を与えられるのかと思った。あと、転職タイミングもすごく参考になる。転職するタイミングって「給料上げたい」や「付き合う人を変えたい」と思ったときなのかなと考えていたが、「今の会社での経験を、他社でも再現できる自信を持つことができた時」という考えはなかった。確かに今の企業でバックエンドの開発をなんでもできると自信を持って言えた時、他の企業に転職した時も再現して貢献できる気がする。とはいえ、タイミングは人それぞれなので、あくまでここは参考程度にしておく。

副業について

自分はエンジニア転職して早々、お金が欲しくて副業をしようと思っていたけど、以下の記事を見て、その判断は早すぎるなと感じた。

↓ 「副業年収1億超のmotoさんに聞いた!「本業」で成果を上げて自分の市場価値を高める方法」から引用

――転職や副業で収入を上げていくためには、自分の「市場価値」を高める必要があると書いていらっしゃいます。市場価値もいろいろあると思いますが、何から高めていけばいいでしょうか。
moto 「本業で成果を上げること」に尽きますね。本業における自分の仕事の成果を高め、自分の経験値を増やすことが大切です。
たとえば本業で「新規事業を立ち上げて3億円の売り上げを作った」という成果を出したときに、その成果自体は会社のものですが、「3億の事業を創り出した経験」は個人の経験資産になります。この経験に再現性を持たせられれば、それは自分の価値になる。昨今では副業もしやすい環境になっているので、小さい規模でもいいから副業で同じことをやってみるのもいいと思います。プロジェクトを動かす構造は変わらないはずなので、組織と個人でやることの違いがわかれば、その経験を今度は本業の組織で活かすこともできると思います。本業と副業をかけ算していくことが、個人としての市場価値を高めることにも繋がると僕は思います。

この経験資産って考え方は知らなかった。前職のスタートアップでエンジニアやってた時は、自分が書いたコードが自分のものにならなくて、すごくモヤモヤした。経験を資産として捉えて、その経験に再現性を持たせるって考え方を今後はしようと思った。

――motoさんの場合、お金が欲しいから副業したというより、自分の経験を他の人にも役立ててもらったらお金が入ってくるようになった感じですよね。
「お金が欲しい」というのは自分の欲求でしかないんですよね。でも、お金を稼ぐには相手の欲求を満たすことが先決です。副業でお金を稼ぎたい、という動機は良いですが、仕事をする上では「相手のためにできること」を考え抜くことが大切です。
会社員として働く分には「生活のために働く」という文脈でも良いと思いますが、個人を看板にして行う副業は、目先の損得や自分の欲求を優先してスタートしてしまうと、お金を稼ぐことができない可能性が高い。自分の市場価値どころか、自分に対する信用を下げてしまう可能性もあるわけです。
そうならないためにも、本業で成果を出すことで知識と経験を積み上げて、人の役に立つ引き出しを増やすことです。経験の深さが、自分の成長を決めることにもつながりますから。

特にこの部分にハッとした。

会社員として働く分には「生活のために働く」という文脈でも良いと思いますが、個人を看板にして行う副業は、目先の損得や自分の欲求を優先してスタートしてしまうと、お金を稼ぐことができない可能性が高い。自分の市場価値どころか、自分に対する信用を下げてしまう可能性もあるわけです。
そうならないためにも、本業で成果を出すことで知識と経験を積み上げて、人の役に立つ引き出しを増やすことです。経験の深さが、自分の成長を決めることにもつながりますから。

本業に全力で取り組むことで、知識や経験が積み上がり、人の役にたつ引き出しが増える。その結果、その引き出しを利用して、副業でも価値提供することができる。適切に価値提供することによって、相手からお金をもらえる。自分はまだ本業で結果という結果を出したことがないので、本業に全力で取り組もうと思う。そして、その引き出しを使用して、価値提供をしようと思う。

終わり

motoさんの記事は、自分の働き方の価値観を変えてくれて、すごく有益でした。今後仕事するときは、上に書いたことを意識して行動します。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

参考記事

どの会社でも活躍できる人の共通点とは - 転職アンテナ

「お前はどうしたいの?」リクルートで上司に“詰められた”話 - 転職アンテナ

転職とスキルの関係について考えてみた - 転職アンテナ

副業年収1億超のmotoさんに聞いた!「本業」で成果を上げて自分の市場価値を高める方法 | ダ・ヴィンチWeb

【図解】「転職と副業のかけ算」で、年収を最大化する方法