Yuki's Tech Blog

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技術書を読むときの批判的思考について

技術書を読むときの批判的思考について

技術書の予習と復習

この記事の「その本は胡散臭い人に書かれたと考える」って考え方すごく共感できるな。 胡散臭い人が書いた本だと考えて読むことで、批判的思考になって、書いてあることをそのまま受け取るのではなく自分で本当にあっているかを考えるようになる気がする。自分もRails勉強してた頃は、2冊くらい並行して読んで現場Railsの内容が本当にあっているのかを確認していたけど、いつの間にかやらなくなっていたの何でだろうなと感じた。おそらく、「エンジニアなら絶対読むべき」って本がめちゃめちゃあって、それを消化しなければ!って気持ちが先行しすぎてたせいで、本を読むこと自体が目的になっていたんだと思う笑。手段が目的になっちゃってるパターンなので、気をつけなければな、、

そもそもなんで「エンジニアなら絶対読むべき」って本を読むのか

あと話は変わりますが、そもそもなんで「エンジニアなら絶対読むべき」って本を読むのかというと、「つよつよになりたいから」とか「知的好奇心を満たしたいから」とか色々理由があると思います。自分は「つよつよになりたいから」って理由でいろんな名著を読んでたんですけど、もし自分と同じような理由で本を読んでいる場合、気をつけた方が良いと個人的には思います。エンジニアになっていろんな人と出会って気づいたのですが、名著を読みまくれば強強になれるのかというとそんなことはなくて、結局は仕事でコードを書くことを経験しまくるのがつよつよへの最短の近道なんだなという考え方になりました(もちろん全く読まないのも良くないが。そして、ただコードを書くのではなくて、ちゃんとレビューしてもらえる環境があるかも大事)。 そのため、名著を最初から最後まで全部読むってのは全くしなくなって、本業で知識が必要になったら、その知りたい内容が書いてある本を複数読むっていうお行儀の悪い読み方をするようになりました笑(もしくはネット記事を複数読む)。インフルエンサーのせいか分からないが「名著を読みまくって全部のせの状態にすれば強強になれるじゃん」という浅はかな考え方をしていたが、今思うと本当に危険な考え方だなと感じる。全部のせにするための果てしないレースをすることになるし(読む = 強くなるではないので、一生勉強し続けないといけない)、全部大事だと思って、何がポイントなのか何が大事なのかが分からなくなってくる。本を読むことで何か得た気になっているが、実は何も得ていないし、自分で何も考えていない(著者の思想がいつの間に自分の考えになってしまい、プロジェクトやコード、設計の状況に応じた最適解を自分で考えられなくなる)。本当に怖いなと感じる。本は著者の思想が強いな。やっぱり同じトピックを複数の本で読むのが個人的には良いと感じる。インフルエンサーが名著をおすすめしまくるの本当やめて欲しいなと感じました笑。 自分と同じように「つよつよになりたいけど、名著めっちゃ読まないとな、、つらい、、」って方の参考になれば幸いです。

事前に解決したい課題を設定して、解決するために必要な情報だけ読む

割と難しめの技術書を最初から最後まで覚えようとすると、全部大事だと感じてしまい何が重要なのか分からなくなってくる。そのせいで莫大な準備時間が必要になってしまうし何が大事か分かっていないので応用が効かない。事前に解決したい課題を設定して、解決するために必要な情報だけ読むのが頭に残るし応用が効くのかなと思う。 自分はやりがちなので、気をつけなければ、、笑

概念を知れればいいので、本に頼らなくても良いなと感じた

概念を知ったり、どのように使うのか、いつ使うのか、なんで使うと嬉しいのか、使わないとどんなことが起きるのか、が知れれば良いので、知る手段は本でもネットでも良いなと感じた。ある概念を理解することが大事であって、本を読むことを目的にしてはならんなと感じた。自分で基準を作っていけば良いなと思う。

なんでそうしないといけないのか?を自分で考えたり知ろうとしたら、なんか覚えるような気がする

なんでそうしないといけないのか?を自分で考えたり知ろうとしたら、なんか覚えるような気がする。そして自分のパターンを作ってブログにまとめると再利用しやすそうな気がする。最近免許の更新のために標識を覚え直したのだが、ただ覚えるより、「なんでそんな標識を道端にブッ刺さないといけないのか?ブッ刺した結果何が解決したのか何が嬉しいのか?」をネットで理由を見たり、自分で考えて自分なりの結論を導くことで、普通に覚えるよりすごく覚えやすい気がした。やっぱ背景を知るのは記憶するための方法として結構いい気がする(そして普通に覚えるより深い階層を知ることができる気がする)。背景というか目的というかよく分からないが背景ということにしておく。何か技術を習得するときにもこの方法は使えて、「なんでこの技術をわざわざ覚えないといけないのか?この技術を使うことで何が解決したのか、何が嬉しいのか」を知ることでスッと覚えられる気がする。そして、実際にもし使わなかった時の問題を実際に自分で検証してみると良いかも。こうやって考える方が自分で思考している気がする。

終わり

ある程度エンジニアとして働くための最低限の知識を得たら、あとはひたすら戦場にかり出て経験するのが良いと感じた。経験 > 本で勉強 な気がするので。自分にとっての本はあくまでも手段に過ぎないので。ネット記事とかにあるCTOのおすすめ本とか必要じゃないなら読む必要ないなと感じる。手段と目的を履き違えないように常に自問自答しないとなと思いました。そして、自分で批判思考した上で、自分なりの落とし所を見つけるのが良いなと感じました。

alu.jp

参考

技術書の予習と復習

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